ご挨拶

開発者 三木 彪(みき あきら)

 

彫刻を始めるのに刃物が切れないと、奇麗に仕上がら無いばかりでなく、余分なところに力が入り滑らしたりしてとても危険です。

従来の砥石での手砥ぎは時間がかかり、手先が荒れて特に女性には嫌われます。また、殊に丸刃の手砥ぎは経験が浅い方には困難でした。刃物を砥ぐことができずに木彫りを途中で諦めてしまう方や、砥ぎに出すか安価な刃物を使い捨てにいておられる方も多くお見受けします。

 

手元で、スペースを取らず、部屋を汚さずに、素早く砥げるのが理想です。切れ味の良い刃物は、工作が楽しいのみならず、かつ、作品のその仕上がりに感動出来ます。

そんな思いを形にしました !!!

三木研機 原 綾子


研磨機の開発は、父 三木 彪(みき あきら)が4年近く前に始めました。父は5年ほど前から群馬県伊勢崎市のあります木彫教室に通うようになりました。

父の通う教室は、先生がお一人だけの小さなお教室です。先生が何人もいらして彫刻刀を先生が研いでくださるような大きなお教室では無く、みなさん彫刻刀の研磨には困っていらしたそうです。

父はもともと機械の製作の仕事をしておりましたので、彫刻刀を研ぐ事は父にとってはそんなに難しい事ではありませんでした。教室の生徒さんたちと親しくなるに連れ、みなさんの彫刻刀も研ぐようになり、喜ばれて嬉しく感じていたようです。

切れる彫刻刀の良さを知ってしまったお仲間たちはますます研磨を必要とするようになりました。そこで父が考えたのは、誰にでも使える彫刻刀研磨機の開発です。


改良に改良を重ね、この度ようやく、手元に置いていつでも簡単に研磨できる理想の研磨機が完成いたしました。誕生したての研磨機でまだまだ改良の必要な部分もあるかと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します。

 

父の研磨機開発に、ご指導・ご協力頂きました皆さま、本当にありがとうございました。

こころより御礼申し上げます。

 


 ご予約にて研磨機を実際にお試しただくことが出来ます。どうぞ、お手にとってご自分の目で、その使いやすさと機能性をお試しください。